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城山の時鍾(とっがね) その後


再び鳴らせるようになった城山の時鐘(とっがね)
3月15日の桜山中学校の卒業式の後お披露目がありました


 

 ○桜山校区の方々の尽力で鐘楼の耐震補強工事

城山の時鍾(とっがね)は、枕崎市の桜山中学校奥の「桜之城跡」にあり、古くから地域に愛されてきた鐘であることは以前から何度か紹介したことがあります。

 詳しくはこちらをご覧ください。→ 城山の時鍾(とっがね)と廃仏毀釈(前編)へ

 この時鍾は、地元の桜山の人達によって建てられた鐘楼に吊るされていましたが、昭和52年に建てられた鐘楼も老朽化が進み、危険なために4年ほど前から大晦日の除夜の鐘も鳴らせない状態になっていました。

明治12年から時を知らせてきた時鐘の音が聞けないのは寂しいということで、地元桜山校区の方々が寄附を持ち寄って鐘楼の耐震補強工事に取り組んで来ました。


 ○桜山中学校の卒業式で鐘楼のお披露目

久しく音が聞けなかった城山の時鍾ですが、今年(平成23年)の桜山中学校卒業式の後、鐘楼のお披露目があり、4年振りに鐘の音を聞かせてくれました。

 明治から時を知らせてきた時鍾の音が復活するのは何とも嬉しい限りです。これから毎年の大晦日には除夜の鐘を鳴らしてくれることでしょう。

 2011年4月 shusen   

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